有馬温泉は戦国武将が好んで入ったという古くからある温泉で、炭酸を多く含む炭酸泉は、疲れた体を癒すのに最適です。有馬温泉は自然が豊かで、春は桜で桜色に、秋には紅葉の赤にあたり一面が染められます。
有馬温泉の歴史は古く、昔から皇族・貴族・文化人らに愛されてきた。有馬温泉は有馬の湯という名で、歴史書や文学書にも登場している、日本最古の温泉と言われている。有馬温泉は古くは631年には舒明天皇が約3ヶ月滞在したことが日本書紀によって見られる。 奈良時代には僧行基が有馬温泉に温泉寺を建立した。 中世 清少納言は枕草子の中で有馬温泉に言及しているくだりがある。1192年に僧仁西が戦乱で荒廃した有馬温泉を復興して湯治場としての原型を作った。 太閤殿下・豊臣秀吉は有馬の湯をこよなく愛し何度も訪れた。更に有馬温泉や有馬温泉周辺の改修を行い、今でも太閤の○○と言う地名が有馬温泉には残っている。 江戸時代に作成された温泉番付では、有馬温泉が西大関(当時最高位)にランクされていた。また、有馬温泉は姫路と京都を結ぶ街道の経由地としても栄えた。(参照:有馬街道) 近代・現代 谷崎潤一郎も有馬温泉や有馬の地を深く愛し長期滞在して執筆を行うと同時に、作品中にも有馬温泉を度々登場させている。 有馬温泉では1950年から毎年秋に「有馬大茶会」が開催されている。『有馬山猪名の笹原風吹けばいでそよ人を忘れやはする 』大弐三位(紫式部と藤原宣孝の娘)の和歌で 後拾遺集恋三に詠まれている。「猪名の笹原」は兵庫県伊丹市にある昆陽池あたりのこと。与謝野晶子は、「晶子鑑賞」の中に『花吹雪兵衛の坊も御所坊も目におかずして空に渦巻く』と、有馬の湯で詠んでいる。 この何々坊というのは有馬の湯の宿特有の名で、元々ここが宿坊であることの名残である。その広大な有馬の渓谷へと思い巡らして、この有馬温泉の古い歴史と伝統とを誇示している。有馬には桜が多く咲き競い、その散り方の壮観が思われるが、それが坊名をあしらうことによって有馬情緒そのままに表現されている。
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有馬温泉は地質的には活断層の有馬高槻構造線の西端にあり、地下深くまで岩盤が割れており、その割れ目を通って地下深くから温泉水が噴出している構造になっている。有馬温泉の泉質は、塩分と鉄分を多く含み褐色を呈する含鉄強食塩泉で、ラジウムを多く含むラジウム泉(ラドン泉)、炭酸を多く含む炭酸泉があり、それぞれ、湧き出し口では透明だが空気に触れることで着色する含鉄強食塩泉のことを「金泉(きんせん)赤いお湯」それ以外の透明な温泉を「銀泉(ぎんせん)」と呼ばれているが、有馬温泉は泉源により成分が若干異なる。有馬温泉で自噴している金泉のエネルギーは、地中で熱せられた炭酸ガスの圧力であることが知られているが、この熱源については諸説あり未だに解明されていない。また、近年、含鉄強食塩泉の起源は瀬戸内海ではなくて太平洋(南海トラフ付近)の海水を起源とすることが放射性同位体の成分分析で解明されてきている。有馬温泉の金泉は、含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉で、鉄分が多いため、タオルにかけ続けるとタオルが赤く染まる。有馬温泉の銀泉は、炭酸ラジウム混合低温泉で、神経痛・冷え性・関節炎にも良く効きます。有馬温泉の泉源は、天神泉源・有馬泉源・炭酸泉源・太閤泉(飲泉場)・極楽泉源・御所泉源・妬(うわなり)泉源がある。有馬温泉には温泉街があり、歌舞音曲を嗜む芸妓もいて、情緒があり、温泉らしい雰囲気がいまだ健在だ。神戸市にありながら山深く六甲山地北側の紅葉谷の麓の山峡にある温泉街で、古くより名湯として知られ多くの人が訪れている。
有馬温泉は古くからある情緒豊かな温泉街だが、大阪や神戸などの商業地から車で1時間以内で行く事が出来、商用での接待にも良く使われる。有馬温泉は関西の奥座敷とも呼ばれている。昔ながらの温泉街らしいイメージのメインストリートで、町家の佇まいが残っていて味わい深い。近くには、太閤の湯(温泉テーマパーク)神戸市立太閤の湯殿館や有馬玩具博物館、有馬切手文化博物館などがあり、瑞宝寺公園・鼓ヶ滝公園・愛宕山公園や、ゆけむり広場など、家族連れ、子供連れの方も楽しめます。景勝地としては有馬四十八滝、紅葉谷、地獄谷と、自然が豊かで、春は桜が、秋には紅葉であたり一面が染められます。六甲山から有馬温泉をつなぐロープウェーからの眺めは壮大です。味覚は神戸牛から、丹波の黒豆や松茸などの山の風味が絶品です。お土産には、有馬温泉から湧き出る温泉の炭酸をつかった、炭酸せんべいや炭酸饅頭が有名です。名産品は、ひとつひとつ手仕事で作られた、有馬籠や人形筆が良く知られています。有馬温泉で温泉のお湯にたっぷりあったまった後の有馬温泉特製のサイダーは昔懐かしい味がすると評判です。有馬温泉の温泉街はかなりの急斜面にあり、街中を通る道も細い。大きな旅館やホテルは温泉街の周辺や少し離れた山麓、山中にある。公的な外湯は「金の湯」(金泉)「銀の湯」(銀泉)があり、観光客や下山客でにぎわっている。旅館の宿泊料金は比較的高いとされているが、最近では一人一泊二食付1万円の宿も散見され幅広い客層がみうけられる。また、最近では日帰り入浴を楽しめる旅館が増えてきている。
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